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民は王に逆らいました。


新しい王の誕生を民は祝い、聡明な大臣と共に国を守る姿を皆で喜びました。

若き王の統治は徐々に民の暮らしを厳しくさせ、我々を謀り私腹を肥やしていると噂する者が現れました。

ある者は困惑し、ある者は騙されるなと言い、またある者は嘆きました。

ある者が放った王への怒りはその中で一等大きく広がり、ついに石が投げられました。

石は大火となって、みるみる国を飲み込んでいきます。

数多の命が焼け落ちて、嘗ての王の行方は知れず、もはや止められる者はいませんでした。

地に落ちた王国はいらない!今こそ狼煙をあげよ!

真相は民に届かないまま、やがて誰の嘆きも聞こえなくなりました。

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