龍笛譚


*✴︎*❇︎.✳︎.✳︎





____________________________________



[記事より一部抜粋]


こちらも所謂"竜の民間伝説・民譚"として中世から存在する。

 以下の文章が公表されている原文である。(規範文法翻訳)



ATUASAKAS URAWAKIRUKUST OT EH UYIE IKUFEUF ON IHCUM IANARIHS OW EROSO

EKUY I OY HUY IOK

EOKI IRAMUZIHS ETEBUS IRANUKAN AHOTO IRUMEN AHIHSARA ERUZI

UKODOT INIMIM ONUSTAY URUKIKAN ERABA EKUF EKUF EUF

EDAM IHONOS URERUZUK IHCUK ADARAK EKUF EKUF EUF



 これが作られた当時に語られていた民間伝承や叙事詩の一部という推察が最も有説だが、確たる証拠は未だこの文章と図案(実際の文書及び図案の写真は画像欄にて掲載)のみで、他に写植された媒体や同様の文字列なども見つかっていないため不明な点が多い。


 解読自体は発見からかなり短い期間で終わっており、現在約60カ国の言語で翻訳されている。

 発見された場所の地理や生起が中世であることを鑑みて文化圏が重なる可能性は低いにも関わらず、26音で構成された字で音素文字、基その規範文法に酷似しており、突合させて解読しても大きな齟齬が生まれなかったためである。

 文字の形状からみて、未発見の起源で発達した新種の文字という発見当初の見解は根強く残っているが、前述の理由から新種ではなく当時の手書きによる筆記体・綴字の観点でみた反論もある。

 確認されている中で最も古い翻訳版は世界共用語であり、「folkloro de herooj - drako kaj ŝalmisto」と表題を付け出版された。



本国語に翻訳されて広く知られているものは「龍笛譚」が一般的である。



おそれを知らない無知の笛ふき、英ゆうへとつくり変わる逆さ譜。

笛、ふけ ふけ。体 くち くずれる その日まで。

笛、ふけ ふけ。あばれ 泣きくるう、やつの 耳に とどく。

いずれ 嵐は 眠り、音は 鳴くなり 全て しずまり いこえ。

ーむかしの民話「龍笛譚」より



 童言葉、童歌として普及している龍笛譚の歌詞にも同様のものが使われている。

 原文の発音を片仮名変換して歌詞にした民謡も存在するが、そちらは浸透しておらず、現存する文献が国立歴史館に数点と一部地域の伝聞で残されているのみである。


____________________________________





これらの図案及び物語、記事は全てフィクションです。

emumæɯnɯǝ

Portfolio and Log